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認知症外来

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認知症について(第1回/全4回)

■ 有名な俳優の名前を思い出せなかったり、
何をしようとしていたのか思い出せないなんて状況を経験したことはありませんか?

これは、脳に一度収められた記憶がどこにしまってあるのか探しているような状態であり、
時間はかかってもたいていは探し出すことができるものです。
このように年齢とともに少しずつ増えてゆくごく当たりまえな物忘れは決して病気ではありません。
しかし、もとから脳に収められていない記憶を探したり、目的とする記憶が何なのかわからずに探していたとしたらどうでしょうか。
当然、目的とするものは得られるはずがありません。
食事の内容はおろか食事をとったことすら思い出せなかったり、よく知っているはずの家族を「よその人」とか思ってしまい、わけのわからない事態になってしまいます。
この状態は病気として考えなくてはなりませんし、認知症の可能性があります。
認知症なのかそうでないのかを判断するためには、質問形式の検査や簡単な絵を描いてもらう検査を行ったり、時には血液検査や画像検査も必要です。
検査といっても決してややこしいものではありませんので、物忘れが気になるようでしたら、気軽に受診されてみてはいかがでしょうか。

認知症について(第2回/全4回)

■ 認知症にはさまざまな原因や種類があります。

認知症にはさまざまな原因や種類があり、また認知症とまぎらわしいうつ病やせん妄という病気もありますので、
認知症なのかどうかを明らかにし、その原因や種類を的確に判断して、適切に治療する必要があります。
認知症としてよく知られているものに、アルツハイマー型認知症と脳血管性認知症があります。
簡単に説明するなら、アルツハイマー型認知症とは、
脳に異常なたんぱく質がたまって脳細胞が死んでしまう病気で、脳血管性認知症とは、動脈硬化などによって脳に十分な血液がゆきわたらなくなり脳細胞が死んでしまう病気です。
それぞれ症状に特徴がありますが、画像検査で脳を調べると、これらの違いがはっきりすることも多いです。
当院ではヘリカルCTを使って、脳や頭頚部血管に異常がないか調べています。
認知症の主な症状は、物忘れや普通にできていた事がしづらくなったりすることですが、このような症状を基礎にして徘徊、暴言、暴力、妄想、幻覚などの症状が現れたりします。
これを周辺症状と言いますが、患者さんや周囲の方の日常生活の中で非常に問題となるときは、お薬を服用したほうが良い場合もあります。

認知症について(第3回/全4回)

■ 認知症には脳外科治療で症状がよくなったり、悪化するのを防いだりすることができるものもあります。

認知症はいったんなってしまうと悪くなっても決して良くはならないものと思われがちですが、中には脳外科治療で症状がよくなったり、悪化するのを防いだりすることができるものもあります。
そのひとつは、前回お話した脳血管性認知症ですが、これは脳の血流が減って脳細胞が死んでしまう状態と考えても良く、脳や頚部の動脈が血管硬化で極端に細くなっていることがあります。
もしこの細くなった部分で血流がとどこおっているのなら、手術で細い部分を広げたり、脳血管に別の血管をつなげて血液を送れば問題が解決されることがあります。
二つめは、特発性正常圧水頭症という病気です。
脳脊髄液は脳内部の脳室という部分で作られて決まった道筋を通って脳表面で吸収されますが、ときに吸収力が低下して液がたまってしまい、脳室が膨らんで脳を内部から圧迫することがあります。
その結果、認知症状、歩行障害、失禁などが現れます。
手術で細い管を体内に埋めて、たまった水を腹腔へ流すと症状が良くなります。
最後は慢性硬膜下血腫という病気です。
これは、頭や顔面を打ったり、しりもちなどで頭に強い衝撃があったあと、非常にゆっくりと頭蓋内に液状の血腫がたまってくるもので、大きくなると認知症状や麻痺が現れます。
頭蓋骨に小さな穴を開けて中の血腫を洗い出すと症状が良くなります。
このように認知症の中には手術で良くなるものもあります。
手術が必要と思われる患者さんにはご希望の脳外科施設に紹介させていただいておりますので、安心して受診してください。
次回は認知症と生活習慣病についてお話します。

認知症について(第4回/全4回)

■ 生活習慣を見直して予防する。

特定健診が始まり、メタボリックシンドロームという言葉を耳にする機会が増えたように思います。
メタボリックシンドロームであることを自覚することで、放置すれば生活習慣病になって生命を危うくするかもしれないところをその前段階で予防しようというわけです。
これまで、認知症についていろいろとお話してきましたが、今回は認知症の予防についてお話します。
認知症は生活習慣病にあげられていませんが、ある意味生活習慣病がもとで生じてしまう病気といってよいかも知れません。
高血圧症、糖尿病、脂質異常症と認知症は関連があるとする研究報告がいろいろ出てきています。
そのため、これらの生活習慣病の予防と同様に、野菜・果物・魚をよく食べて、少し汗ばむ程度の運動をする習慣をつけるようにします。
さらに、脳の働きを保つために人とよくおつきあいをして、読書やゲームをしたりすることが大切です。
人と会話するときには相手の表情やしぐさなどに注意を向けることも良いでしょう。
体験したことを一度記憶してそれを思い出すために日記をつけたり、実際には行かないにしても、旅行を計画したりすることも良いでしょう。慣れたことをいつものようにするのではなく、少し違ったことをやってみることが大切です。
あなたの物忘れ、それはおそらく歳のせいなのでしょうが、認知症の始まりかもしれません。
気になるようでしたら、いつでもご相談ください。

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